受難の日

少し前のある日、またクロが行方不明。
なんだか胸が重ーいままチビと共に眠りにつきました。

といっても、クロがいない夜のチビはなかなか眠れず夜泣きもとい夜鳴き。
落ち着くまで一緒にいたところ、リビングのソファに腰掛けた私のお腹で落ち着いてしまったものだからそこでウトウト。彼は私のお腹の上で何度も寝返りを打ったり伸びしたり。ちょっと疲れたもののかわいらしいし、温かいし、まぁいいか、とそのまま朝を迎えました。
チビが満足して一人で寝た朝の5時半までそんな体勢で一緒に過ごしたので、その後ベッドで足を伸ばして横になった時は至福の時。ベッドっていいなぁ。

だいぶ寝坊をして起きた頃に、迎えてくれたのは戻って来ていたクロ。
ところが、今度はチビがいない。

夕方になって、外では猫の叫ぶ声。
声の元へ向かってみると、お隣さんのガレージの中に閉じ込められたチビがこちらを向いて鳴いている。今までに聞いたことがないような声で、いっぱい鳴いている。
ガレージのフェンス越しに歩いてくる人間が私だと分かると声色が変わり、甘えたようないつもの声になって立ち上がったりして助けを求める。
あわてて水を取りに戻ろうと後ろを向くと、また声色が変わって叫びだす。
久しぶりに気が動転しました。
その後もしばらく近くについていたのだけれども、一生懸命フェンスから腕をのばして空を掻いたり、私の手を掴んで出ようとしたり。不安そうなチビを見て苦しかった。
しばらく寒空の中フェンス越しにチビに付き添っていると、優しいクロも心配そうに私の横に座っている。
そんな状態でしばらくしたら、おうちの人が戻られたので、やっとガレージを開けてもらうことが出来ました。

そんな2日間を過ごした小さな猫達はだいぶ疲れていたようで、いつもよりも早い時間に私を誘うように自分たちの寝床でもある私のベッドへ。
心身ともに疲れた2日間ののち、ぐっすり眠りました。
なんだか手のかかる子供が2人いるような気持ちです。

まことダルシーと名もない子犬

mako

まこという名の不思議顔の猫」という本の表紙の猫の顔が気になって気になって、Amazonでレビューなんかを読んでいたときに、たったそれだけで涙がぽろり。
私は動物の話にめっぽう弱い。特に小動物。とりわけ、猫。
もちろんそれは子供の時から猫を飼っていたからでしょうけれど。

会社に仕事をしにいっていた頃、ランチの時間に読もうと買っておいた本をもってお気に入りの美味しい塩味の海老団子つゆそばを食べに「海苑」というお店へランチをとりに行った時のこと。
そのとき私が手にしていたのは「あたしの一生 猫のダルシーの贈り物」という本。
一冊全て猫からの目線でお話が進んでゆくもの。なんだか自分と一緒に成長した猫のことなぞを思い出して「こんなふうに思っていたのかな」などふむふむと読み進めていったのは途中まで。もう途中から涙で前が曇ってちっとも進まない。
そのときのお店の雰囲気と言ったら。お客さんは私以外に一組だけ、お店の人から一番良く見える席の一番目が合いがちな席になぜか座った私は3人ほどのお店のホールの方々のうち必ず誰かから見られている、という状態。普段はとっても行き届いたサービス、と感心するその状態もこの日ばかりはつらいもの・・・ひとりで涙を流し、「このままではただの変な人だ」と涙をこらえるも、頑張りすぎて鼻が出そうになるものだから鼻をすすり続ける、そしてまた涙をこらえる・・・とその繰り返し。あまりに辛くなって昼休みを早めに切り上げてオフィスに戻った記憶があります。

そんなことを思い出していると、甦って来たのは古い記憶。
確か小学生だった私が模擬試験を受けている時のこと。教科は国語。
文章読解だったのですが、例文はある少年が子犬を拾って帰るものの親に怒られ捨てにゆく、それでも子犬が後をついてくるのを振り払い彼は走って逃げる、という内容。
もう、試験どころじゃない。
文章を読んだ時点でもう涙が出るし、例文は読めないし、鼻はすするし、隣の子にはチラチラ見られるし、気が気じゃありませんでした。一生懸命問題を解こうとするも、気が動転してよく問題の意味もわからないような状態で、落ち着いて文章を読み直せば再度涙が・・・。終わった時の安堵感ったら。

*****

家の中で無邪気にくつろぐかわいい2匹の猫達を眺めながらそんなことを思い出したりする昼下がり。

chibikuro

空白の一日

nyanko

何日か前、日本へ帰ってきた日のこと。
4日ぶりに会うかわいいニャンコたちに愛情を注ぎまくっていました。
久しぶりだからか、ニャンコもなんだかずいぶんと甘えて来て膝に乗って来たり、近くに来たりと幸せな一日を過ごし、夜も一緒に寝たりなんかしたもの。

翌日私が目を覚ました頃は、すでにニャンコがお出かけしたあと。
残念、と思いながらもすぐに遊びに来るだろう、と午後はのんびり。
「暖かいからお外でよく遊んでいるな」なんて思いながら午後を過ごし、陽が落ちかけて来た夕刻ふと時計を見て気がついたのは、いくら何でも来なさすぎるということ。
待てど暮らせど、その後もニャンコ達は現れず、徐々にいろいろな思いが頭を駆け巡り始めました。
「近所の工事で深い穴を掘っているものだから、そこに落ちたんじゃないか。」
「工事の人がたくさんいるものだから、戯れてついていっているんじゃないか。」
「トラックの荷台かなんかで寝て、そのままどこか行ってしまったのではないか。」
「もしや、事故?」
どんどん悪い方に考えてしまってもう心はつぶれてしまいそうな状態に。
夜になっても見つからず、不安に蓋をし、見ない振りをして寝る努力をしました。
眠れたことは眠れたものの、ニャンコ達が夢にまで出てくる始末。しかも私の不安を反映して、なぜかニャンコ達は鼻血をたらしているを言うよくわからない姿。
そのせいか目覚めたのもいつもよりも早い時間。
やはり、ニャンコ達の姿は見当たらず朝からまったく元気が出ず、ぐうたらぐうたら時間をつぶしました。

昼も過ぎ、はぁ、と小さくため息まじりに窓の外に目をやるとそこには見慣れた黒い毛むくじゃらがこちらを向いて小さく口を開けてなにか話している姿。
一目散に、窓を開け1日ぶりの再会を喜んでグリグリとなでまくってると、少し遅れて小さな毛むくじゃらも後を追って戻って来ました。

その時のほっとした気持ちと言ったらありません。
きっと、子供のいる親は子供が無事に帰ってくる度こんな気持ちになるのでしょう。

ほっとして、しばらく時間を過ごした後ニャンコ達の異変に気が付きました。
あれ?お尻についていたはずのかわいいボンボンがないよ?

「!」

全ての謎が解けたのはその時。なんと、去勢されていました。
不在の理由も、入院だったよう。あまりの出来事にドキドキ。
いきなりの出来事がその身に起きたニャンコ達を思って心は複雑。

よほど怖かったのか、去勢に拠る性格の変化(幼児化?)なのか、はたまた私の知るところではない別の理由か、ニャンコ達はほとんどうちを出なくなりました。
日がな1日、我が家で過ごしています。今日も、これから一緒に寝ようかな。

冬の日の猫



最近ドアを開けた瞬間に感じる外の空気が日に日に冷たく、日に日に澄んで感じます。
この空気の澄み具合が、徐々にお正月が近づいて来たことを感じさせてくれます。
私はお正月の時期の東京が一年で一番好き。
たくさんの人が帰省したり旅に出たりして、まるでここが東京とは思えない静けさが街全体に漂う、あの感じ。
人のいない、車のない大通りで、いつもに増して冷たい空気を感じながらちょっと歩いたり、あたりを見回したり。
普段何気なくしていることが少しだけ特別に感じるそんな時期。
家族で毎年詣でる神社も、オフィス街の虎ノ門にあるものだから、人気のなさは凄いものがあります。そこから皇居周辺を通ってドライブをして帰るのが毎年のちょっとした愉しみでもあります。



そんな年末年始特有の冷たい空気を猫たちもしっかり感じているようで、ますます家から出てゆかなくなります。特にここ二日間ほど雨が降ったり止んだりだったので、滞在時間が24時間超えか、というくらいずっとうちにいます。
お外に出て行きたそうに窓際で鳴いてみたりするものの、実際に窓を開けると、吹いてくる風や雨の様子を見て、家の中にUターン。

最近はそんな都会派の仔猫たちですが、面白いなぁ、と思うのはお外に出てゆかない日はいつもはお外に出ている時間帯と同じだけ家の中でも寒いエリアにいること。
玄関(トップ写真参照。なぜか、椅子が2脚。すっかり猫用となっています)や、
一番上の階のサンルーム的な場所(最高に寒い。外同然)、
いくつかある部屋の中でも、なぜか暖房の入っていない部屋、
など、選んでそうしているのかな、というように寒い部屋で寝ています。



彼らがこの世に生を受けてから、まだ半年ほど。
世の中に汚されていない彼らの生活や、勘、身体。
そんな彼らのバランスの取り方や、生き方からは学ぶことがたくさんあるんじゃないかな、なんて思っています。
自然に逆らって私たち人間だけの都合に合わせて作られている様々なもの、そんなものに慣らされきっている私たちの身体では感じられない何かを、彼らはきっと敏感に感じ取っているはず。そんな彼らの生き方に触れて、少しでも人間の本来持っている機能を感じることが出来たらいいな、などと考えたりしています。

それにしても、クロの写真が少ない。
黒いので、何枚撮っても黒ーくつぶれて写ってしまうので、かわいらしい寝姿がただの黒い固まりになってしまうのです。残念!


年の瀬



年の瀬だな、師走だな、と妙に感じるここ数日間。
それもこれも、やっとこさ年賀状に手を付けたからなんですが。
もう20日にもなろうかというのに、もう年の暮なのだ、と言う自覚がなかったことがまずかったのではないか、となんて気持ちがないわけではありません。

毎日、年賀状のCMが流れる頻度が上がってゆくのを見てはハラハラとしつつ、作業は一向に進まず、と悠長に3週間くらい過ぎてしまったので、この年の瀬に自分のふがいなさと闘っているのです。

と言うわけで、大慌てで年賀状製作中です。色見本やら紙見本やらとにらめっこです。
そして、そのあとは皆さんの住所を探しつつ、宛名書き。
今年こそ、住所録を作るぞ!と息巻くようになって早5年ほど経ちますでしょうか。
今は「来年こそは」と思っています。

**********


だいたい時間に追われると、すごいストレスに心が押しつぶされそうになるのが私の常ですが、今年は我が家で寛ぐ猫たちによってそのストレスも癒されています。
ぴったり身体にくっつかれたり、甘えられたりするのは文句なしにかわいいものです。
そんな猫兄弟にも、猫マンションなるものが。
昔飼っていた猫のお下がり、いや、気に入らず使ってくれたことがなかったのでデッドストックかな?今になって活躍の場ができた猫マンションに母は大喜びです。
実家の暖炉前、若干傾いた設置は今年の世相を反映しているのでありましょうか?

月日の流れ

最近、何だか猫日記と化している気がいたします。

ここのところ何だかバタバタと忙しくしていました。
そんな日々の間のおおまかな一日の流れと言えば、
ゆっくり目に起きる→猫と戯れる→出かける準備→なんやかやと用事を済ます→日付が変わる頃家に戻る→猫と大分長い間戯れる→余力があれば宿題を済まし、日記を書く。
こんな感じです。
かなり長い時間を猫とともに過ごしているものですから、書く頻度も他のことよりも多くなりがち。そして日に日に高まる愛情と言いますか、もう親バカです。

猫の成長は本当に早く、ここ何日かでふたりがすっかり大人っぽく。
嬉しくもあり、寂しくもあり。
いつもそばにいないと落ち着かなかった赤ちゃん時代とは違い、だいぶ自立した感じ。
きっと子供がいたならば、こんな風に、いやもっと強烈に感じているのでしょうね。

まだふたりが赤ちゃんらしい時に撮った写真などを見て、毎日の成長をしみじみ噛み締めています。

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ある日の昼下がり

ある日の昼下がり、いつものように我が家で寛ぐニャンコたち。
仲良しだなぁ、かわいいなぁ、と目を細める老人のようなワタクシ。



だいたいお互いつかず離れずの距離で寝るのだけれど、時々こうしてぴったりとくっついてかわいらしく仲良し寝。



なんて思ったらクロがチビの首を絞めてる!寝てるのに!



締められているチビの顔ったら・・・落ちちゃう?



ああ、悪魔!クロの恐ろしい表情。



それでも素知らぬ素振りのクロ。チビ、そんなされるがままで良いのか?



チビの反撃。しかし、歯が立たず、退散。
その後室内をうろうろし、安住の地を見つける。



落ち着いた途端この有様。なに、この幸せそうな、愉快そうな寝姿は!

と、いつでも私たち家族を飽きさせることのないこの子たち。
かわいらしさに脱帽です。ちなみにクロはこの写真だとまるで悪党ですが、素直な甘えん坊です。そしてちょっとヤキモチ焼きでチビと仲良くしていると必ずやってきます。
のんびりした昼下がり。

母の気持ち



寒くなったからか、なついたからか。
我が家へ毎日やってくる(住んでいる?)ちびっ子ギャングたちは、日を追うごとに益々甘えん坊に。最近の彼らの私への認識はおそらくソファの一部程度であろうと考えられます。

少し離れた距離で目が合うと
一目散でこちらに向かって小走り→膝に飛び乗る→眠る。
この繰り返し。
しかも、2匹同時なので両手に花、いや両手に猫(ちなみにどちらも男の子)。
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予定は未定



今日は朝からやりたいことの予定をいっぱい立てていました。
お天気もいいし、気持ちいいしな、なんて。

そこへ、愛らしいギャングたちのお出ましです。
本当にすっかり慣れてしまって、ソファで寛ぐ人の腰などによじよじ登ってきたりするものですからたまらない愛らしさ。すっかり骨抜きとなり、全ての予定をすっ飛ばして日だまりの中で微睡んでしまいました。
膝に乗せた黒い毛玉を見ていたら、気づいた時には私もうたた寝。
これじゃあ、ばあちゃんじゃないか。

しばらく紐などで遊んだ結果、疲れた仔猫たちは眠ってしまいました。
しかし仔猫のはずがその寝姿は疲れたおじさんの様でもあります。


チビ



この子の名をチビと言います。
見たまんま、小さいからでしょう。お隣さんのおうちの猫ですがだいぶ、家の家族にも懐いています。
もう一方のクロの素直な甘え上手な性格とは違い、ちょっと不器用でなかなか自分から甘えに来れない性格のこの子ですが、毎日かわいがっているうちに慣れてくれたようで気がつけば近くにくっついてくるようになりました。
お母さん猫から離され捨てられていたというこの子たち。
きっとまだ甘えたい盛り。うんと甘えてくれたらいいと思います。
心から伝えれば言葉がなくてもこちらの気持ちも伝わるんだな、と実感したのでした。
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